世界的な長寿地域であるコーカサス地方にルーツがあるカスピ海ヨーグルトの種菌も、ラクトコッカス属　乳酸菌の仲間です

ラクトコッカス(Lactococcus)属、またはラクトコックス属
グラム陽性
球菌(狭義には「乳酸球菌」と呼ばれる属)　連鎖状・双球状
ホモ乳酸発酵
動物性乳酸菌

運動性を持たず芽胞は形成しない、pHの広い領域、特に低pHに強いという特徴が認められているようです。

もともと自然界には広く多く存在しており、牛乳にも多く含まれているため、 人々が以前からチーズやヨーグルトなどの乳製品の製造に良く用いていた菌種です。

病原性大腸菌O-157の排除することに成功した 免疫細胞を活性化する作用を期待されると言われている「プラズマ乳酸菌」 と言われているのがこの「属」です。
将来は、この免疫活性化分野での研究結果が 期待出来そうな乳酸菌の有力候補でしょう。

またその他にも、生きて腸まで届くため整腸作用がある他、アレルギー緩和、ストレス緩和、 美肌などの効果があることがわかって来たようです。

ここに属する「ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス・エフシー株」は、 世界的な長寿地域であるコーカサス地方にルーツがある、あのカスピ海ヨーグルトの 種菌の乳酸菌としても知られています。

ラクトコッカス属には、
ラクトコッカス・ラクティス(lactis)菌
ラクトコッカス・ガルビェ(garvieae)菌
などの種があります。