胃痛・胃のもたれ感・胸やけ・膨満感・むかつき・食欲不振・みぞおちの痛みなど、一過性でなければ何かしらの病気が潜んでいるかも知れません

胃痛・胃のもたれ感・胸やけ・膨満感・むかつき・食欲不振・みぞおちの痛みなど、胃とその周辺の不快な症状は、 現代社会に生きる私たちには経験のあるものばかりです。

でも、忙しさにかまけて、つい放置しがちになってしまうものでも在ります。
これらの症状が一過性のものなら、それも仕方ないでしょうが、思うように改善しなかったり、ことのほか長引いたりするときは、 何かしらの病気が潜んでいるかも知れません。

ここでは、胃とその周辺の不快感を生じやすく、また、慢性になり見落とされがちな病気の症状や原因、予防法などをご紹介していきますが、 ご存知の通り胃部の不快感の症状の出る病気は他にも数多くあります。気になる症状があれば、迷わずに医師に相談してください。

胃痛、胃もたれ、みぞおちの痛みなどの症状があるにもかかわらず、内視鏡などの検査でも原因になる病変が見つからないものを、こう呼びます。

胃もたれ、膨満感が主な症状で、胃の慢性的な炎症により粘膜が萎縮して機能が低下する状態が続きます。

※胃粘膜の保護機能が優れている乳酸菌の中では、 特に、ビフィドバクテリウム属の乳酸菌(ビフィズス菌)が挙げられますので、 胃の具合の気になる人はビフィズス菌の入っているヨーグルトなどを続けてみるのも良いと思います。

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慢性胃炎
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胃酸などが食道に逆流する病気で、酸っぱいものがこみ上げてきて胃やその周辺に不快感が起こります。

胃や十二指腸の粘膜が傷つき内壁がえぐれたような状態(潰瘍)になります。胃痛・胸やけ・吐き気などの症状が起こることが多いようです。

胃粘膜に出来る悪性腫瘍です。40歳代から急激な増加傾向がみられ、胃部の痛みや不快感などの症状があるのですが、 かなり進行していても殆んど無症状なことも多いようです。

何らかの原因で胆汁が石の様に固まってしまう病気で、脂肪分の多い食事の後に胃痛がある場合は本症の可能性があるので、 症状が続くようなら検査をお勧めします。

言わずと知れた心臓の病気なのですが、胃痛の原因を調べてみたら実は本症だったという場合が割と多いようです。
胃が痛くて胃酸を抑える薬を飲んでも効果がない場合や、運動した後に必ず胃の周辺が痛むようなら 迷わず病院で検査をしてみた方が良いと思います。

上記の病気のうち、慢性胃炎、胃潰瘍、胃がんはこのヘリコバクターピロリ菌が原因のひとつで有る場合が多いようです。
しかも日本人の約半数はこの菌に感染しているのだとも言われ、心理的なストレスだけで胃の病気が起こる訳では無いとも考えられています。

もちろん、ピロリ菌とストレスの相乗効果も考慮しておくべきでしょう。
現代社会においてストレスが取り除けないのなら、せめてピロリ菌の方だけでも取り除いておいた方が無難かもしれません。

特に、胃に不安や不調を抱えているのなら、ピロリ菌の有無を検査し、 もし感染していたのなら除菌をお勧めします。
最近は検査も簡単なものがあるようですし、 除菌も薬の服用だけで済むようなので一度病院で聞いてみてはいかがでしょうか？

ただ除菌する方が良いという事は判るけど、病院へ行くほど深刻な症状でもないので、 せめてこのもたれ感だけがもう少しだけ軽くなってくれれば楽になるのに……。
などという方には、胃粘膜の保護やピロリ菌の抑制機能が期待される、 ビフィドバクテリウム属の乳酸菌が配合されている 乳酸飲料やヨーグルトまたはサプリメントの継続摂取をお勧めします。

また、胃粘膜に付着しやすく、ピロリ菌の抑制や潰瘍の改善効果が期待・研究されている乳酸菌に ラクトバチルス属の仲間がいます。
特に、ガセリ種(ラクトバチルス・ガセリ)はコレステロール値の適正化にも 影響があり、肥満予防にも向いているといわれています。
このラクトバチルス属の乳酸菌も乳酸飲料やヨーグルトには以前から使われていますし、 最近では配合しているサプリメントも商品化されてきていますので、最近特に胃の具合が良くないという方は一度試してみてはいかがでしょう。

最後に、ピロリ菌は間違ってもアルコール(飲酒)では殺菌できませんのでご注意ください！
そして、本当に症状が悪いという方はヨーグルトやサプリメントではなく病院の受診を出来れば本当に悪くなる前に強くお勧めします。
「病院に行っている時間がない……」というセリフは手遅れになってからでは言い訳にもなりません。